EDとメタボの深い関係
血管性EDのリスクを高める

内臓脂肪が増えてメタボになると、体内の糖代謝システムや血管を広げて高血圧を抑える働きが弱くなります。つまり、高血糖・高血圧・脂質異常になりやすい状態です。

これらの因子が多いほど、動脈硬化の発症リスクが高くなります。

動脈硬化が進むと、血管が傷害されて血流が悪くなります。血管内皮細胞が傷つくため、血管を拡張して勃起を促す一酸化窒素（NO）の生成も低下してしまいます。

勃起するときには、陰茎に血液がたまる必要がありますが、血流が阻害されることで勃起しにくくなるわけです。このような状態を血管性EDと言います。

また、陰茎動脈は脳や心臓の動脈に比べると血管が細く、動脈硬化の影響が出やすい特徴があります。

血管サイズ仮説出典：ED診療ガイドライン2012年版

全身で動脈硬化が進んでいる場合、勃起不全という形で症状が出やすいことがわかりますよね。動脈硬化による血管性EDを予防するためにも、メタボにならないことが大切です。
メタボはテストステロン低下のサイン

40代をすぎるとお腹に脂肪がつきやすくなり、お腹がポッコリする男性が増えますよね。加齢によってメタボになる方が増えるのはなぜでしょうか？

運動不足や食生活の乱れも関係がありますが、もう1つ大きな要因があります。それが男性ホルモンであるテストステロン値の低下です。

テストステロンには筋肉量を増やしたり、脂肪を燃焼する働きがあります。ですから、テストステロン値が低下してくると、内臓脂肪がつきやすくなりメタボのリスクが高くなります。

テストステロンと内臓脂肪の変化出典：株式会社メディコ・コンスル

また、テストステロンには血管の老化による動脈硬化をを予防したり、性欲を高めて性機能を維持する作用もあります。メタボ気味で勃起力が低下するのは、テストステロンの減少も原因になっている可能性があります。
ED改善に役立つメタボ対策
運動を習慣にする

もし、メタボリックシンドロームの基準に当てはまるなら、内臓脂肪を減らすことが大切です。

まず重要なのは、体を動かす習慣を摂り入れること。激しい運動をする必要はありませんが、自分に合った運動を習慣にする必要があります。

有酸素運動と筋トレを取り入れると、内臓脂肪を減らすだけではなく、テストステロンを増やすメリットもあります。性機能を高めてEDを改善するためにも、適度な運動が必要です。

参考：運動不足に要注意！ED対策でおすすめの有酸素運動とは？
禁煙する

タバコを吸う習慣があるなら、シアリス 通販禁煙することをおすすめします。というのも、タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素は、悪玉コレステロールを酸化させて動脈硬化を促進させるからです。

また、タバコには200種類以上の有害物質が含まれており、体内で大量の活性酸素を生み出します。活性酸素は細胞を酸化させて、脂肪を燃やすミトコンドリアの機能を低下させます。その結果、代謝が悪くなって、太りやすい体質になるわけです。

喫煙は、メタボになるリスクが高めるだけでなく、動脈硬化も促進させます。血管性EDを予防するためにも禁煙する必要があります。
良質なタンパク質と野菜類を意識的に摂る

バランスの良い栄養素を摂って、威哥王食生活を改善することも必要です。特に重視すべきなのが、タンパク質を構成するアミノ酸です。

アルギニン・グルタミン・BCAA（バリン・ロイシン・イソロシン）などのアミノ酸は、筋肉を増やして基礎代謝を上げるサポートをします。運動と一緒にこれらのアミノ酸を取ることで、脂肪の燃焼効果を高めてくれます。

中でもアルギニンは、血管の拡張作用によって勃起を促す一酸化窒素を生成するだけでなく、精子の原料にもなります。精力を高める上でも必須のアミノ酸です。ED気味で精力減退しているなら、良質なタンパク質と野菜類を積極的に摂ることが大切です。